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TABLELAND RIDING CLUB

其の4 あぶみ

 

  俺流では徹底して常歩をする。これはすべての基礎となるからだ。そしてまた徹底して鐙を履かない。

なぜなら鐙というのは金偏に登ると書く。
つまり馬に登る金であるから、登ってしまったらいらない!という訳である。
人間は二足歩行が原則だが、馬に乗ったら馬はあなたの手足、あなたは馬にとって頭脳となるのである。
ここで人馬一体を 理解しておかなければならない。人間の体は脳の命令で足の先まで確実に動く。 馬にとって頭脳であるあなたが命令したことをあなたの足である馬に、確実に動いてもらうためには脚あり手綱ありである。 これらを扶助と呼ぶ。鐙を最初からつけていると先にも述べたように脚で話がしずらくなるし鐙を深く履く癖がつく。

人間の足の腹は橋と同じ役目をしている。足の腹に“つちふまず”がある 足の中央の内側のへこんだ部分、 ここがへこんでいない人がいるがこういう人は板足と言って長時間歩くととても疲れる。橋も横から見ると湾曲になっている。 これが真っ直ぐだと折れてしまう。端と端でもっているから端→橋と言ったかどうか?は知らない。 ところで、やじろべーをご存知だろうか。これもまっすぐなものはない。

鐙はつま先で履いて、かかとを下げることによって重心が下がり安定する。
いつもインストラクターから「鐙が深〜い、かかとをさげなさぁーい」と言われるだろうが、最初から鐙をつけてないと それに気を使わずにもっと他に気を使うことができる。鐙もお金も最初からなければ たいした事はないが 途中からなくなると 大変困る。たまにインストラクターが「あぶみあげ!」と言っていることがあるが、とても辛い。 なんとなく意地悪でやっているようにも見える
俺流乗馬教室

其の3 「楽々」

 

  俺流では安全で安心して乗っていただくために、色々な小道具を使うことがある。その一つに「おまじない」というものがある。 これは初心者や女性や力のない子供などが騎乗した場合、鞍の前のホルダーに小さな滑車を取りつけ、ハミから紐を通す。 つまり騎手が手綱を持った状態と同じになる。

 馬の首は左右には振れるが、いわゆる「馬がハミを取る」(馬がグット首を下に引っ張る)事が出来なくなる。 外乗に出たときなどは、草を食べられずにすむ。次は通称「楽々」である。初心者や女性子供たちなど馬に乗るとき、 台を使ったり、押し上げてもらったり鐙皮を長くしたり、長くしたら馬の上で長さを合わせなくてはならない。

 そこで「楽々」の出番である。
装丁をした後の前肢の蹄鉄と鐙を紐でくくる。それを鐙皮に引っ掛ければ15cm、鐙に引っ掛ければ30cmは長くなる。 乗ったら簡単にはずれるから適当なところに投げとけば良い。
押し上げてもらうのが「気の毒」と思う人にはとても便利な逸品であり、各倶楽部に一つあれば間に合う。







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